■加齢臭の元はなに?



   そもそも昔は「加齢臭」なんて言葉はありませんでした。しかし、
   加齢臭に相当するニオイは当時もあったはずです。では、それは
   なんと呼ばれていたのでしょう?「オヤジ臭」です。聞いたこと
   ありませんか?そう考えると、ずいぶんとやさしい表現が出来た
   ものですね。

   しかしこの加齢臭という言葉、いったいいつ誰が言い始めたのか、
   ご存知ですか?この単語は、2000年に資生堂によって作られた
   言葉だそうです。明確な定義はありませんが、中高年以降になると
   多く分泌される、ノネナールという物質のニオイ=加齢臭として、
   特に何歳以上からというものもないそうです。ではそのニオイの元、
   ノネナールはどのようにしてできるのでしょうか。

   誰もが皮膚に持つ皮脂腺から分泌される成分に脂肪酸というもの
   があります。脂肪酸は、皮膚にうるおいを与えるためのものですが、
   この脂肪酸が酸化されることでノネナールという物質に変化する
   のです。しかしそれなら年齢を問わずあるはずです。

   なぜ中高年特有のニオイと言われるのでしょうな?それは老化に
   よって血管にたまるコレステロールなどの老廃物が原因です。
   その老廃物が酸化・分解すると様々な脂肪酸ができ、ノネナール
   の気質となる脂肪酸の「9-ヘキサデセン酸(パルミトオレイン酸)」
   という物質が増加します。これは30代までの若い人にはほとんど
   ないそうです。つまり、「オヤジ臭」という言葉はかなり的を
   得ていたわけですね。

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