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赤ちゃんがいい匂いのわけ
人が年を重ねたときに発するニオイを加齢臭と言いますが逆に生まれたての赤ちゃんにも独特な匂いがあるのをご存知でしょうか。オヤジ臭とも言われる加齢臭は誰しも嫌悪感を抱いてしまいますが、赤ちゃんの匂いには逆に癒された経験をお持ちの方も少なくないでしょう。実はこの赤ちゃん独特の匂いには、お母さんに幸福感ややる気をもたらす効果があることが、ある大学医学部の研究でわかったんです。でも残念ながらこの匂いは、１歳を過ぎたころから徐々になくなってしまうんだそうです。
しかし、なぜ赤ちゃんはいい匂いがするのでしょう。これは、なぜ赤ちゃんはかわいいのか、ということと関係があります。人間に限らず、動物の赤ちゃんというのは、皆かわいいものですが、これにはちゃんと科学的根拠があるのです。それは、赤ちゃんが順調に生まれて育てられ生物が種の保存を継続するのに、必要不可欠な条件だからです。
つまり、赤ちゃんは何らかの方法で自分は、かわいい愛らしい存在であることを示さなければなりません。人間は視覚が発達しているため、もしも赤ちゃんが醜いグロテスクな姿で生まれてきたとしたら、面倒な場面に直面したとき、親に見捨てられ、種の保存などとてもできなくなってしまいます。だから赤ちゃんはかわいい存在でなくてはならないのです。
一方で人間以外の動物は、聴覚や嗅覚が発達しているため、匂いや鳴き声でかわいさを演出しているわけです。人間の赤ちゃんがいい匂いなのは、そういうわけです。
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